サイコロ 石川メリヤスマガジンVolume5

WHOLE KNIT(ホールニット)®プロジェクト始動
サイコロNo.5 / May 2021
photo_CDT text_Toyo Omiya

 
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完全無縫製の肌着に特化した新ブランドを立ち上げる――。石川メリヤスがこの決断をしたきっかけはコロナ禍での商品開発でした。以前に試作したニットマスクが「肌に優しい」「長時間身に着けていても気持ちいい」ことが改めて分かったのです。改良を重ねて昨春に発表。8か月間で2万枚以上(OEM生産分を含む)を販売し、現在も売れ続けているヒット商品です。
 
 全自動で編み立てているのは島精機製作所のホールガーメント®横編機(SWG)。どんな形の製品でも丸ごと立体的に自動で編み上げられる世界最先端の編み機です。ただし、この超高機能マシンを使って価値ある商品を作り出せるか否かは私たち人間にかかっています。
 ニットマスクの生産と販売を通して、石川メリヤスにとってのホールガーメントの意味は「着け心地」の追求だと認識。そして、以前に商標登録をしておいた「WHOLE KNIT(ホールニット)」をブランド名として、以下の3箇条に沿った商品群を作ることに決めました。
・肌に直接触れる商品である
・完全無縫製である
・縫わないことがメリットとなる
 
 図らずもWHOLE KNITの第一弾となったニットマスクに続き、ニットの腹巻パンツを開発することにしました。3箇条を守りつつ、「自分たちが消費者として納得できるもの」で「他社商品に比べて優れている点がある」商品開発を目指しました。ずっと身に着けていても苦しくなく、肌に優しくて、薄くて軽くて暖かく、洗濯も簡単で何度でも使える、腹巻機能を兼ねたニットパンツを作るのです。
 
 お腹をどこまでカバーするのか、パンツの前と後ろがわかる印をどこにどのように付けるとわかりやすいのか。女性の幹部社員を中心に徹底的に話し合いました。
 お尻のふくらみにあわせた形状にしたり、太ももからヒザにかけて徐々に細くしたり。立体成形が自在にできるホールガーメントの性能をフルに使って、女性の体形に合わせた製品となるように試作を重ねました。
 
 素材の選定も重要です。ようやく出会えた素材が、ニットのプリーツマスクの改良中に見つけたウズベキスタン産のオーガニックコットン。毛羽立ちを抑えた特殊な紡績方法によってできた糸は、肌に優しいという利点の他に毛羽がない分だけ生地のボリュームが抑えられるというメリットもありました。シルクに比べると価格もお手ごろです。
 
 石川メリヤスは女性が多い会社のため、全員にサンプル品を配って意見を募集。ホールガーメントを動かす生産担当社員の努力もあり、納得のいく商品を作ることができました。身に着けた感想として「こんなに気持ちいいならキャミソールも作りたい!」などの声が社内で早くも上がっています。
 WHOLE KNITを多くの人に使っていただけるブランドにするために、これからも石川メリヤスの社員は一丸となって精進していくつもりです。
 
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完全無縫製の「ニットの腹巻パンツ」。肌に優しくフィットして体を温める
チクチクせずに優しい着け心地でお腹と鼠径部(太ももの付け根)をしっかり温められる。「毛糸のパンツ」のように着ぶくれしない。

 
ホールガーメントは、株式会社島精機製作所の登録商標です。
 
 
上記の他にも「無縫製ってどういうこと?」「2021秋冬新商品 履き口ゆったり ふわもこラブヒール」など掲載しております。
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